【南アルプス】荒川三山赤石岳縦走 2日目
荒川三山 シコタンソウ
2日目
椹島ロッジ-15M-滝見橋-50M-鉄塔横-45M-林道-1H40M-清水平-1H-見晴台-1H10M-標柱-50M-千枚小屋-50M-千枚岳-55M-丸山-35M-荒川岳-1H10M-中岳-15M-前岳-1H5M-荒川小屋
/CT11H20M
/行動時間3:45-17:20計13H35M
椹島ロッジで女性の単行者3名と会話を交わしました。3人とも明日は荒川小屋まで歩くということです。私も同じく。
手前の千枚小屋までは6時間ほどで到着できますが荒川まで行くと10時間はかかります。彼女達は早立ちするとのことなので私もそれに習い早起き。一番の早立ちは登山小屋で同宿したおじさんでした。午前2時には出て行ったようです。
3時半過ぎに私も小屋を出ます。真っ暗で何も見えない。ヘッドライトの明かりだけが頼りです。先行者のライトもありません。たった独り沢の音を聞きながら歩いていきます。初日こそロッジへ宿泊しましたが残りはテント泊となります。重い装備にコースタイム通りに歩けるか不安ですがだめなら千枚で泊まるという手もありますので慌てずにゆっくりと歩きます。
5時を過ぎてようやく辺りが明るくなってきた。天候は曇り。登りの途中、背後でヘッドランプが2つ揺らめいていたがついに追い越されませんでした。歩くペースを緩めたのでしょうか。
千枚小屋まで着くと降雨に遭う。雨宿りをかねて小屋の食堂でコーラとおでんを頂きます。インスタントですが出汁の味が沁みます。
激しい雨は一時的なもので30分もすると小降りになりました。小屋をでると昨日会った単行の女性がいます。お互いの無事を確認しあって「また荒川で」と挨拶を告げて別れます。彼女は先頭を私はのんびり後を歩く。
千枚小屋をすぎるとマルバダケブキの群生があります。気づけば森林限界まで来ていました。高山植物があちこちに咲いている。岩陰にタカネビランジを見つけました。南アルプスの固有種らしいです。
雨は止みましたがガスにまかれているので眺望はありません。足元の小さな花に励まされながら歩きます。
荒川三山の主峰悪沢山に到着ですがガスの中です。この辺りからCTを押し気味になってきます。
中岳避難小屋の先にピークがあります。この先の分岐でザックをデポ前岳を往復しました。これで荒川三山を制覇です。
荒川小屋に向かう頃、天候回復してきて日が差してきました。途中にお花畑を通りますが今まで見た中で一番見事でした。鹿柵に囲われて保護されているため野生動物の食害が一切ないからです。
そして17時を回った頃、ようやく荒川小屋に着きました。雨も上がりテント泊しやすい陽気になりました。
明日登る赤石岳を眺めながらフリーズドライのドライカレーを頂きました。明日こそは良い天気になって欲しいと願いを込めて眠りにつきます。
しかし、行動時間13時間半とだいぶかかってしまったな。
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